映画


 旧船中発策 映画

 ゴジラ ー1.0

 映画 奇跡のシンフォニー  August Rush  2007年

映画 グラデイエーターⅡ 英雄を呼ぶ声

映画 ゆきてかえらぬ

映画 海街ダイアリー と 春との旅

映画「男はつらいよ寅次郎の青春」

映画 チャップリンの独裁者

 

 

 










   ゴジラ ー1.0   GODZILLA MINUS ONE

 



 初めて小学生の頃に映画「ゴジラ」を見て以来、映画館に行って今回の「ゴジラ-1.0」を見ました。 アカデミ賞もとったんですね。 これを耳にすると幼い小生が恐怖におののいた、ゴジラ登場場面音楽のダダ・ダーン、ダダ・ダーンも使われていました。

 最近のゴジラ映画を見ていないので、どういう時代背景になって描かれているのか小生は知りません。 今回は先の戦争の敗戦後になっています。 軍オタの私にはたまらない戦闘機震電、3ないし4式戦車、これらはほとんど正式化(試作?)されても極めて少量生産されたものです。 軍艦も戦後に生き残った駆逐艦雪風、巡洋艦高尾も登場した。 シナリオを書いた作家・監督は老生と同類項のミリオタなのでしょう。 忠実どうりに敗戦当時の下調べがよく出来ている。

 旧海軍軍人が戦後の機雷掃海や朝鮮戦争で機雷の掃海での参戦した事実も踏まえて描かれている。 実際、小生は船乗りになった昭和の40年代でも、その掃海に従事した先輩船員と乗船したことがある。

 低予算でこれを製作した評価が高いようです。 実際に見ていても軍艦の内外が違和感なく表現されている。 見事なオタクと云えましょう。 機会があったらこの映画をご覧になったら良いでしょう。 オススメです。

 登場兵器

零戦五ニ型
戦艦長門
重巡洋艦高雄
四式中戦車
駆逐艦雪風、  これは昭和の40年代に台湾の基隆で台湾軍艦として実見をした
駆逐艦夕風
駆逐艦響
駆逐艦欅
十八試局地戦闘機震電

 https://www.youtube.com/watch?v=x7ythIm0834   予告編


     2024-4-


 

 

     映画 奇跡のシンフォニー  August Rush  2007年

 

 



  BSから録画したこれを余り期待していなかったので、2回に渡って見た。 満足した映画であった。 初めのうちはストーリーの展開がバラバラに構成されていたので理解しずらかったが、流れが後半になると先が読めるようになった。

 最近のアニメの映画化したものを見ることがあるのですが、フィクションとはいえ奇想天外なものが多い印象を受けている。 それは老人故の頭が固くなった故でもあります。

 孤児院の孤児が脱走して最後は死んだと思われていた両親にコンサートを通じてめぐり合うというお話である。 最後に親子3人抱き合うところまでは描かれてはいない。それにしても楽譜を知らない主人公が短期間のうちに幻想曲を作曲してジュリアード音楽院のコンサートで曲を披露するなどとてもあり得ない。 日本が舞台なら嘲笑を受けるレベルである。 しかしニューヨークでは路上ライブや孤児を食い物にする親方、天才少年のジュリアード音楽院での教育などリアリテイのあるものである。 実の親子がオンサートでめぐり合うなんていうのは表題と同じ奇跡であろう。 実名は「August Rush 」で奇跡の文字は無い。 日本の配給者の命名がすばらしいのである。 

 まだ、見られていない方はご覧になっても損はないでしょう。

 

       2024-9-19





    映画 グラデイエーターⅡ 英雄を呼ぶ声

 



 これぞハリウッド映画と云えるもの。 いかにも充分なお金を注いで、CGでは無くて本物のセットで作ったと思わせる壮大な場面がふんだんに見られた。 


   ローマ属州ヌミデイア

 

 最初のローマ軍団・船がヌミビアを攻城するシ-ンはすごいです。この戦いから主人公ルシアスが登場。映画のあらすじはネタバレになるので他に譲る。

 映画の時代背景となっているカラカラ帝・ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス(188-217)その弟ゲタ(189-212)の時代であるが、史実ではカラカラがゲタを暗殺している。映画とは逆である。 塩野七生「ロ-マ人の物語文庫31-138ペ-ジ」をお読みください。 10年ほど前にブログを始める前に塩野さんのこの本を読んでしまっていたので、もう、面倒で読み返してブログに揚げることはない。 残念だがこの年では時間が無い。 若い方はその本をお読みになることを強くお勧めいたします。

 ロ-マ史だけつぶさに学べば他の歴史はどうでもよく、若い方には人生に役立つことでしょう。 こちらは半煮えで学んだとは言えない老人ですけれども。 イタリアのロ-マに行けてないのでカラカラ浴場を見ていない。


 左上がカラカラ、その下の顔が消されているのがゲタ

 

      2024-12-10





    映画 「ゆきてかえらぬ

 ボ-ト遊びの場面、 左から中原中也・木戸大聖、小林秀雄・岡田将生、長谷川奏子・広瀬すず、

 2月22日に公開された映画「ゆきてかえらぬ」を見る。 最近ここで近代の黄金時代を揚げたこともあり、小生は大正ロマンに興味を持っていた。 テレビの広告でこの映画の女優・広瀬すずが着物を着ているシーンがあり、その着物の柄が大変に印象的で、この映画を見てみたいと思った。

 男性主人公二人は小生にとっては繊細・複雑・高尚系の人々であり、おのれの理解や感性が及ばない人たちである。 と云っても彼らの作品は何一つとして浮かんでこない不勉強な自分なのであるので。

 

 中原中也 1907-1937

 浅学ゆえ何一つ彼の詩句が浮かばない


 小林秀雄 1902-1983

 彼の論評を読んだことも無いくせに小生の20代の頃には、アプリオリに殿上の人と輝いておりました。


 長谷川泰子 1904-1993

サイレント映画の時代のオ-デイションでセリフのある台本を使っているのは意外であった。 彼女の主演作品は1本であったという。

 

 天才人でもその日常のことなると「ただの人」としか見えなかったりする。 映画の中でその人々を表現するのも難しいけれど、小生には物足りなさを感じた,いわば天才には自分レベルの人には理解が及ばないということであろう。

 広瀬すずは映画「海街ダイアリー」でしか見たことがない。 彼女は老人の我ゆえか個人的には共感を持たないタイプの女優である。 それでも今回はぴったりのはまり役であった。 彼女以外の女優は思いつかない。 彼女の着物の大正柄に魅ひきつけられた自分であるが、ダンスシ-ンの出来も見事である。 ダンサーのように上手すぎることもなく自然に演じている。 この映画で彼女の「推し」になったわけではないがふさわしい役柄であったと思う。

  チャ-ルストンを踊る場面 千葉すず



     2025-3-5

 

   映画 海街ダイアリー と 春との旅   再掲

  

 海街dialy 4姉妹

 先週の週末に2本の邦画を見る機会がありました。海街ダイアリーに軍配を上げます。


小津映画を見たことがありませんが、勝手に根拠もなくそれの現代版のように感じて帰ってきました。
 監督は是枝さんで”そして父になる”は見ました。 原作はコミックの吉田秋生さんです。 日本のコミックはグローバルな支持を得ていて、武道・忍術に続き世界への発信はすごいです。日本への理解を深めています。でも今回の作品はカンヌ映画祭では受賞しませんでした。デテイールにまだ理解が及ばないためでしょう。 綾瀬はるかファンとしては長女の役まわりはぴったりでした。4人のうちだれかヨメさんにと言われれば迷わずはるかさんです。そんなことはありえませんが。 演技的には次女役の長沢まさみが秀逸でした。顔に衰えを感じますが、彼女なら年相応の役をこなせる女優さんでしょう。

 原作を読んでいないので主人公は4女のすずということのようです。すず役の広瀬すずは今後の作品を見てみたいという感じですね。ソフトバンクのコマーシャルの白戸家のお母さん・樋口可南子の少女役はいかにも似た子を連れてきたなとピッタリです。

 ”春との旅”は何せ役者さんがスゴイ人々です。オールスターそろい踏みの忠臣蔵みたいですが、単に年末・お正月映画にすぎず期待したほどでもない映画と同じような気持ちです。 原因はシナリオの細かい表現に面白みがないのです。ベテラン役者陣を使ってもダメでした。主役の仲代さんはどうみても小学校しかでていない頑固漁師さんには見えません。キャステイングミスでしょう。春役には広瀬すずにやらせたいところです。でも春役・徳永えリさんのガニマタ歩きはそれらしい雰囲気でいい演出ですね。まさか素でもあのように歩いていないと思いますが。 良い映画を見る会主催の自主鑑賞会でしたが期待はずれでした。


 これからますますコミックの映画化は増えていきます。コミックのほうが厳しく競争してシナリオの出来が良いからでしょう。

    

春との旅  監督・脚本 小林政弘


     2015-6-17,   2025-3-5



     映画「男はつらいよ寅次郎の青春」 1992年 平成4年 45作

 

 マドンナ 風吹ジュン


  毎週土曜日は寅さんをここ数年見るのを楽しみにしている。 もう、それは映画ではなくてテレビドラマでやっていて、映画に発展していったのをご存じの方は少なくなってきたかと思います。 テレビでは確かマムシにかまれて亡くなって終了したのではないかと記憶している。

 50作しか製作が無いので毎年テレビに上げていると翌年には繰り返しになる。 お気楽に見ているので内容をよく覚えていない、見ているうちに思い出して来ます。 その細部に描かれていることに新しい面白味をその都度に発見する。 飽きることなくまた、来年も見ることになると思いますね。

 今回は宮崎県の日南油津を舞台にしていました。 油津は2023年の春巡航で油津に訪れて、心筋梗塞で救急車に運ばれて1か月余り入院滞在した。 映画に出てくる寅さんが治療した同じ県立日南病院にて厄介になった。 映画のシ-ンに登場する飫肥城や運河まわりの風景にも親しみを感じています。

 

  甥のみつお役の吉岡秀隆、その恋人役の後藤久美子

 

 マドンアは風吹ジュンでしたが、甥っ子の成長とともにその恋人役のサブマドンナ・後藤久美子とも絡み合ってドラマが進行していきます。 これは平成の4-5年に製作されたと思われる。 「みつお」が着ていた衣裳が凡老人である小生が20代の時に来ていたソックリな上着と紅カラシャツではありませんか。 映画は昭和の設定と思われるので衣裳係が「みつお」に着せたのでしょう。 小生が宮崎の日向市の茶店で当事の彼女と会った時の同じ衣装でありました。その気が付いた時の懐かしさよ。 そのことは他人にはどうでもよいことであるけれど、勝手な思い込みに浸れる良い時間を過ごせました。 


    Youtube 「男はつらいよ寅次郎の青春」


    2025-9-10





       映画 チャップリンの独裁者


  

 小学校の6年の時に、学校の映画鑑賞で市電に乗り繁華街にある大きな封切り映画館へ、この「チャップリンの独裁者」を鑑た。 それ以来高齢になるまで見た覚えがない。 ここまで無駄飯を食んだ老生でも、ニュ-スで見た場面とか歴史的な事実を踏んでいるところなどは多少分かる。 まあ、当事の小学生の児童はコミカルな場面しか分からなかったと思える。

 2025-12-17にNHKのテレビ放映した録画をさきほど見た。 Youtube検索で探して見たけれど、その全編を見られるものは無いようだ。 見過ごし番組チャンネルにて見られるかもしれません。

 

   独裁者 床屋の演説(日本語)   4分

  https://www.youtube.com/watch?v=biAAmqaMCvo

 

 この映画は1940年10月の公開作品です。第2次世界大戦は1939年のナチスのポ-ランド侵攻から始まる。1940年6月にはパリが陥落して仏が降伏した。9月には日独伊の3国同盟締結。1941年6月ソ連侵攻。12月8日真珠湾攻撃になります。

 祖国のイギリスも参戦した第二次世界大戦勃発後の2週間後から撮影を開始した。1940年7月にこの映画の撮影が完了した。ナチスが優勢な時期に出来た作品である。よくぞこの作品ができたものである。 現在のウクライナ戦争中のこの時期にロシア首脳を揶揄した映画ができるのであろうか?

 チャップリンは後年、自伝において「ホロ〇ーストの存在は当時は知っておらず、もしホロ〇ーストの存在などのナチズムの本質的な恐怖を知っていたら、独裁者の映画は作成できなかったかもしれないと述べたと云われています。

 80年以上も過ぎていても余計な説明かもしれませんが。 ヒンケルは総統のアドルフ・ヒトラー、内相兼宣伝相ガービッチは宣伝相ゲッベルス、戦争相ヘリング元帥は空軍総司令官兼航空相ゲーリング国家元帥のもじりである。また、ベンツィーノ・ナパロニはイタリア首相ベニート・ムッソリーニのもじりである。

 台湾問題で中国の日本への理不尽な圧力が強烈になっている今。中国の毛報道官の大喜利が盛んでおもしろい。最近のAIでは何でもできるらしい。 この映画の著作の権利は80年以上も経ているので消滅しているかもしれません。 日本のむこう3軒両隣りの独裁者を使った面白い作品ができるかもしれませんんね。

   大喜利】中国大喜利、毛寧さん編!新作15連発

   https://www.youtube.com/watch?v=19dvrzTLeSE  6分

 

  第2次世界大戦前 年表 1919-1941

  ナチスの経済成長

 

       2025-12-25