五島 カトリック教会

五島列島のカトリック教会 まとめ

上五島 教会巡礼  その1、  その2、 その3

下五島 福江島  教会巡礼

潜伏キリシタン関連遺産 世界遺産に登録 ヨットでいきたい!

外海の 大野教会、出津教会(世界遺産)と 黒崎教会








 


  上五島 教会巡礼  その1、   ヨットで訪ねる


  2018年春巡航と武漢風邪で休んで2022年の秋巡航の2回の五島列島周航で、そこにあるカトリック教会の多くを小生は訪ねることができた。最初はこのためにゴムボ-トを買っていたので、入り江の奥にある教会を訪ねるのにアンカ-を打ち、ヨットに積んであるボ-トを降ろして教会を訪ねたら何と素敵なことだと夢想していた。 終えてみて、日程や天候によりそれを行うことは出来ずに、キャビン内のゴムボ-トは箱に入ったまま使用されることは無く収納されている。 しかし、世界遺産である4つの教会はヨットを着けて尋ねることは出来た。  ヨットを港に着け、そこから、実際は、路線バス、レンタサイクル、徒歩、タクシ-、観光ツア-で他の五島の教会を訪れることになった。

 個別にヨットで訪ねることは出来なかったが、ここに教会の近くの泊地を少々述べています。 この後ヨットで行かれる人に参考になれば幸いです。

 小生は1年間だけイタリア人神父がいるカトリックの幼稚園に通いました。その後は信者でもない小生であるが、五島に29ある教会の20余を訪ねる。 五島の島にある教会だからこそ夢を感じて、行きたかったのだと思う。 今回の周航の終わりに、越冬のために大村に来て、そこに教会があったが全く行く気がしなかった。 今後も内地の教会には行くことは無いであろう。


  注) タクシ-料金の目安 :  観光案内所の紹介で1時間3500円程度でタクシ-に乗ることが出来る

 

  上五島(中通島など)の カトリック教会マップ A 
  巡礼その1-その3 分布図



 a . 新魚目の教会  その1 5-11の協会

  新魚目の教会群 B

 

 魚目漁港に停泊してタクシ-にて下記の教会、上図A 5-11を見る。 中通島の北端にある津和崎灯台まで行く、海峡を挟んだ北に接する野崎島と小値賀島を眺める。 そこから米山教会から岬を南に下って曽根教会まで7つの教会をタクシ-で廻った。

 地図B を見てお分かりのように、岬状の急な崖の地形がこの地区である。農業生産に使える土地は極めて少ない、魚だけ食べていたのであろうかとさえ思われる。 信仰を守る強い決意が無ければ生きていけない場所です。



 魚目漁港に停泊





 その1-5. 米山教会・こめやま



  米山教会

 1903年創建、1977年改築。大村藩外海地区から移住した信徒による。 ヨットの最寄り港は津和崎港。

  米山教会 内部、  最後の晩餐を描いていると思われる





  その1-6. 仲知教会・ちゅうち




 仲知教会

 1881年創建、1978年改築。ステンドグラスが美しく、立派である。 確認できなかったが、漁師の場面で住民が登場しているという。

  ヨットは西側に船溜まりがある。



  仲知教会 ステンドグラス




 その1-7. 赤波江教会・あかばえ

  赤波江教会

 創建1884年 改築1971年。 ヨットは東側に突堤のみの船溜まりがあるが、凪のときしか利用できないと思われる。

 

 赤波江教会 内部





 その1-8. 江袋教会・えぶくろ


 江袋教会

 明治になり解禁になるまで激しい弾圧を受けた。 1882年創建、2007年焼損、2010年復元。 実際にミサが行われている木造協会で最古のものであった。

 ヨットは西側に船溜まりがある。



 江袋教会 内部




   その1-9. 小瀬良教会・こぜら



 小瀬良教会

 1951年創建、なかなかカトリックに復帰しなかった地区という。

 ヨットは東側に船溜まりがある。


 小瀬良教会 内部



     その1-10. 大水教会・おおみず

 大水教会

  幹線道路を外れた山間にある教会。 迫害を受けずに済んだが、カトリックの復帰が遅れた。

  ヨットは小瀬良教会近くの船溜まりの利用となる。


 大水教会 内部



  その1-11. 曽根教会・そね



 曽根教会

 1881年創建、1966年改築。  五島崩れの迫害の際に激しく弾圧された地区。

 ヨットは小生が停泊した東側の魚目漁港と西側の船溜まりが利用できる。 風雨のある時は魚目漁港になるでしょう。



 曽根教会 内部


       2022-12-8


 


    潜伏キリシタン関連遺産 世界遺産に登録 ヨットでいきたい!

 昨6月30日に世界遺産登録決定しました。 ヨットでの今回のクル-ズで五島列島の目標は4つの登録された教会をヨットで訪れることでした。(2022年 実現)



1. 野崎島旧野首教会
n


 無人島にある教会でヨットで訪れました。潮位と進入方向に注意。
小値賀島より2便の連絡船あり。



2. 頭が島(かしらがしま)天主堂


 入域制限を実施しており、事前の申請が必要。1日3便の路線バスで行く。
連絡先0959-42-8118 ヨットでの訪問は行政の許可があれば可能かもしれない。


3.  奈留島 江上天主堂

 タクシーと海上タクシ-を使用したツア-が有川と福江より行われている。
半日コ-スで1万円弱。天候不順のためこのツア-を利用。


4.  久賀(ひさか)島 旧五輪教会



 タクシーと海上タクシ-を使用したツア-が有川と福江より行われている。

 宇久島より野崎島に立ち寄り有川にヨットで到着。北風の天候不順が続いて、3と4はツア-を利用しました。

 おそらくヨットでの世界遺産初訪問をねらいましたが、断念することになりました。

   2018-7-1


  おかげさまで 達成しました。

   世界遺産のヨット泊地  五島
  http://endyachts.sblo.jp/article/189955655.html?1669736714


 


外海の 大野教会、出津教会(世界遺産)と 黒崎教会


  大村に来春までヨットを係留させてもらう。 お世話になっている梅さんに出津に車で案内してもらいました。外海の教会にはヨットの適当な停泊地が見当たらず、来春の訪問は無理のようなので、助かりました。 世界遺産の2つをこれでクリアーしたことになります。 後は原城と天草の崎津教会を訪れれば、念願の世界遺産をヨットで訪問は達成できます。


   外海の教会地図



  大野教会 世界遺産



  出津教会の巡回教会である。1893年・明治26年 起工、2004年解体修理。

 内部は見学できない、外部から少しうかがうことができる。


  大野集落



  大野教会  世界遺産  国重文  



   出津教会  世界遺産


 1882年ド・ロ神父により設計・建設された。1909年に現在の姿になる。

 事前予約が必要であるが、急に訪ねたが問題はなかった。教会堂の横に駐車することができた。


  出津教会  国重文   入館料400円

 

 内部 

 さすがに多くのミサ関係の本が座席の前に用意されている。 信者の数が五島の教会と比べて多いのかと思われた。

 

  出津の集落





    黒崎教会


 ここは世界遺産に入っていないが、オススメの教会である。遠藤周作の映画「沈黙」は見ているが、ここが舞台となったと云われるが、詳細は分からず。 1897年造成、1920年完成。


 

  黒崎教会 



 内部   リブ天井とステンドグラスが美しい



  2022-12-28