軍事・外交 安全保障


軍事・安全保障

旧 軍事・安全保障 その1

旧 軍事・安全保障 その2

郷土防衛隊構想、  更新郷土防衛隊構想

山本五十六  凡将論

誰が第2次世界大戦を起こしたのか  渡辺惣樹

アルゼンチン海軍観戦武官の証言

妻との特攻 谷藤徹夫・朝子   特攻まとめ

日中友好侵略歴史  門田隆将さんによる

海上保安庁法第25条

五島列島の防衛

新しい戦前  タモリさんによる

知覧と万世の特攻平和祈念館

2024年世界の真実

 TELL-ALL 青山繫晴

紫電改記念館

もしや 戦争が!  緊急衆知

戦車はもういらない

捕虜

観戦武官   ウクライナへの派遣を

原潜訓練生  と イプシロンロケット

イプシロンロケットと核の先制不使用条約

再掲 緊急提言   安全保障法案 強行採決の前に 

太平洋戦争  まとめ

ドイツの軍備    2025

   西ドイツの予備役と冷戦の終結

   ドイツ軍の現状

陸上自衛隊 ・海上輸送群

人道条約 脱退

 


 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 





  更新 郷土防衛隊構想

 

 01式軽対戦車ミサイル


 ウクライナ戦争が勃発して、自分の国は自分で守る気運が高まっているのではないでしょうか?

 歴史的転換期の時代になったようで、今までどうりのことでは済まないことが起ってきたのでしょう。

 1. 核の恫喝がなされるようになった今、非核三原則のままでよいのか?

 非核三原則は法律による規制ではなく閣議決定のものである。核の脅威に対してはアメリカの抑止力に依存することになっている。それがこの原則を持つ前提である。状況に変化が起これば再考すべきものである。
 ウクライナはソ連崩壊後に所有していた核を廃絶するに及んで米英露が安全を保障する約束になっていた。今回のプ-テイン恐喝にはその約束が守られないことが判明した。 果たして米国は自国へ核が落される覚悟の上に、日本のために核の脅威に抑止となる行動を取ってくれるかは不明である。


 2. GDPの1%の軍事予算で抑止できるのか?

 ドイツがウクライナ戦争が起こると、一夜にして軍事予算を倍以上にすることを決めた。 変わり身の早さがスゴイ。 3つのならず者国家に隣接している我が国は、冷戦の最前線にいることの自覚をもって行動すべき。臨時補正予算を組んで国防予算を倍増すべき。

 3. 国連は機能するのか?

 戦勝国による国際機関の国連・連合国は拒否権を持つ国の侵略には何も役に立たないことが見事に判明した。大国が絡んだ安全保障には貢献しない。


  日本の憲法の改正、核の見直し、軍備の拡大も時期を逸して間に合わないだろう。そのような情勢認識のもと、ウクライナの戦訓を、それにはまだ時期尚早で見極めできないかもしれないが、その資格を持たないであろう小生が敢えて述べてみます。現状の大きな変更なしで、多額の予算を使うことなく現実・実際的に行えるであろう。 首相の決断次第である。


    更新 郷土防衛隊構想

 1. 対戦車ミサイル、対空ミサイル、対艦ミサイルを毎年それぞれ1000基装備する。
  2-3日の講習で撃てるものを用意する。
 2. 同様に機雷1000基を毎年装備する。
 3. 攻撃的ドロ-ンを毎年1000基装備する
 4. 35歳-65歳までのの人に後備役制度を創設する。離職・定年などを迎えた世代に希望により家族を養える最低限の補償をしたうえで、1年 間の任期でこの任につく、 午前中は体力の要しない任務や装備品の知識や運用を学ぶ。 午後には再就職のトレ-ニングや自発的な啓発を行い 、就職活動をする。
 5. 18歳-34歳までの希望する若者には、予備役の制度を創設する。同じく午前中には予備役の勤務に就き、午後は自由な受験勉強や就職活動を 行う。 また、 国公立大学(学部。大学院)の授業料免除を得る。2年間勤務した者にはその他に最低限の卒業までの生活費を支給する。


   船中発策 郷土防衛隊構想    2012/06/19

  http://hayame.net/custom6.html#spb-bookmark-29


   以上とは異なるが、

 議論や時間を要するけれど、 1000発以上の核ミサイルの照準が日本に向けられている以上は抑止力としての3隻程度の原潜を配備・リ-スしてそれに備えることは、もう今となってはおかしいという人は少ないと小生には思われる。


   2022-3-17

 

 

山本五十六  凡将論



  真珠湾攻撃を米国は予知していた。 それを大統領府は知っていながら、先制攻撃を日本にさせる。 在米日本大使館の怠慢ゆえに宣戦布告通知が遅れ、卑怯な攻撃だと米国民を激怒させた。 米国民はそれまで参戦に消極的であった状況が一変する。 米国政府は望んだ参戦を真珠湾攻撃によりなし遂げた。


 後になってこれらのことは云われるようになったが、確かに真珠湾攻撃は戦術的には大勝利で太平洋の米国主力艦を壊滅させた。 しかし、米国海軍は日露戦争以来の大鑑巨砲主義を捨て空母を主力にする方針に変えさせた。 米国は10倍にも及ぶ建造能力を生かし、週に1隻の空母を進水させるようになり、その後の戦争にそれをを使い大活躍させた。 真珠湾攻撃の戦術的成功だけでは戦略には勝てない例となった。


 日本は、米国を参戦させずに南下して石油を確保して、インドへ向かい英国を屈服させて勝利する勝利戦略を持っており、真珠湾攻撃により放棄することになる。 また、それまでの日本海軍大戦略・漸減邀撃戦略・待ち伏せ戦略が役にたたないものになった。 その戦略による建艦計画で、日本海軍が営々と造り上げた戦艦大和が役に立たないものとなる。


 山本五十六は開戦から1-2年のみは暴れて見せると云いながら、避戦には失敗して、真珠湾をやらせてくれないなら、辞任すると脅迫して海軍戦略を変更させた。

 ミッドウエイ海戦では勝てる戦力差がありながら空母のはるか後方の戦艦部隊に座上して指揮して大敗を喫した。 これらのことにより山本凡将論に小生は与する。


林千勝によると五十六は赤い官房長官と云われる風見章と繁く手紙の交換をしていたようだ。風見と米内光政とはとても親しい間柄でさかんに行き来や文通をしていた。風見が米内のもとへ出向くといつも山本五十六がいて、三人で策を練っていた。長男の風見博太郎によると、風見は近衛文麿、山本五十六、米内光政と数多くの手紙のやり取りをしており、終戦後すぐにすべてを焼却した。 それゆえか、何を協議していたかは、戦後明らかになることはなかった。


     2023-9-14

 

   淵田美津雄自叙伝による
    山本五十六凡将論


 開戦に始まって、南方作戦完了までの4か月間を連合艦隊は第一段作戦と呼んでいた。しかし、この作戦中、山本司令長官は何をしていたのか。1941年12月16日、戦艦大和は就役して編入された。これを旗艦として座乗して戦艦群を率い主力部隊と呼称して柱島泊地にとどまり遊兵として始終した。南雲機動部隊の空母6隻を基幹として戦艦群で護衛して太平洋に打って出て、敵の戦艦群を撲滅した今、ハワイや西海岸を叩きまわって、アメリカほん国民の戦意を喪失せしめるほどの、作戦構想が山本長官に沸いてこなかったものであろうか、当時の私には不思議でならなかった。



 1. 南雲機動部隊の4隻の空母を南方作戦に転用した。ラバウル攻略作戦の支援であった。ラバウル及びカビエンを空襲しこれらは敵は有力な航 空兵力を配備していなかった。ラバウル空襲を指揮したが、簡単に片付き、爆弾を抱いたまま帰還したのでは危険なので物色していた。こんなど こに落とすか苦労するような作戦に主力の空母群を投入していいのかと思う。 私の尊敬する山本大将であったが、凡将論が私の胸に出始めたの であった。

 2. 「ミッドウエイ海戦においての連合艦隊山本司令長官の全般作戦指導の凡将振りであった。彼は戦艦大和に座乗して、大和、長門、陸奥、伊 勢 、日向、山城の7隻の戦艦群を率い、これを主力部隊と称して、南雲空母部隊の後方3百マイルに占位市ながら、全作戦の支援に任ずると誇称 していた。南雲部隊の空母4隻を失うと、主力どころか、逃げ帰るほかなかった。大和の艦内で山本は将棋をさしていたのではと云われている。 

 3. ガタルジャナルの攻防をめぐる作戦航空作戦「い」号作戦の中、まさに日本海軍の全航空戦力を注ぎ込んで、航空決戦を意図していたのだ  が、次第に航空消耗戦の様相を呈してきた。そうなると補充である。こちらは補充不如意である。ここにおいて、山本大将は背に腹はかえられな いとばかり、第3艦隊の空母搭乗員全力を陸上に転用して、すかり消耗戦ですりきってしまった。このことは、ニミッツの米国機動部隊のマリア ナ攻撃の備えをなくしてしまった。



    2019-9-16

 

 


   誰が第2次世界大戦を起こしたのか  渡辺惣樹



   草思社刊



 アメリカ大統領任期1921-1928であったハ-バ-ト・フ-バ-が書いた「裏切られた自由」の翻訳者渡辺惣樹さんが書いたそれの入門書を読む。 原書を読めると良いのだが、フ-バ-のこの翻訳されたものは高価な本であり小生には買えそうもない。田舎住まいゆえか地方の図書館では捜しても見つからず。

 ルーズベルトがニュ-デイ-ル政策で大恐慌を克服し、第2次世界大戦を勝利に導き、ファシズムの脅威より世界を救ったと戦後教育で学んできた。(アポロジスト・釈明史観というらしい) 今では、ニュ-デイ-ル政策は大恐慌を救えなかった,結局、戦争の開始でしかそれを解決できなかったと云われている。



 下図 GNPと失業率・失業者


 菊池英博お「金融大恐慌と金融システム」による数字


 戦後になって見てみると米国はファシズムを確かに打倒したけれども、一方でソ連と中国の共産主義を大きく成長させただけに終わってしまった。 第2次世界大戦はポ-ランド救済ということで始まる。ポ-ランドは独ソで山分けされたのである。ポーランドに対して独ソは共同責任のはずだが、ソ連を責めた話はどうなったのであろうか。大戦が終わってみれば、ソ連のひとり勝ちでポ-ランドはソ連圏内の国である。

 ル-ズベルトが日本に対日強硬外交・経済封鎖をすることで、真珠湾攻撃へ追い込む。 80%余りの反対で欧州への参戦を拒んできた世論を日本の卑怯に見える米国への攻撃で米国民を開戦へと変質させた。ル-ズベルトの思惑と行動により彼の秘めた参戦の望みがかなう。

 独ソがお互いに削りあって戦っていたのを、莫大なレンドリ-スでソ連を助けなければ独ソとも一層の自滅の状況での膠着から仲介の労を取ることを米国はできたであろう。(高みの見物) 日本にとってはルーズベルト策謀が無ければ、負けるとわかっている戦いに暴発しなくて済む可能性があった。 300万人の戦争死者を日本は出さず。アメリカンボ-イも多く死なせなかったであろう。

 フ-バ-には真珠湾攻撃の報が伝わったときには、その時にはまだ分かっていなかったのであるけれど、ル-ズベルト政権が日本に対して何かやらかしたな、と感じたのである。
フ-バ-は冷静で友人に、日本に何をしたのか資料を集めたいと手紙を書いた。ハルノ-トの存在も詳らかではなかった時期である。彼が「裏切られた自由」を後に書くことになった。

 フ-バ-は大恐慌時にそれを防ぐ政策に失敗した政治家として知られている。(余談だが、それに唯一成功したのは日本の高橋是清であった。ル-ズベルトは虚構である。)フーバ-は身の上からもアメリカンドリ-ムの象徴のような人物である。孤児から一代で裕福になり大統領までになった。 第1次大戦の折には欧州に取り残された米国人の帰国に貢献し、イギリスの海上封鎖により飢えに苦しんだベルギ-人も援助している。第2次大戦後にはモ-ゲンソ-プランでドイツ人が900万人飢えて死んだといわれるが、マ-シャルプランに切り替えて日本もドイツも復興援助された。 小生もまずい脱脂粉乳を給食で飲んだ記憶がある。
 

  ハ-バ-ド・フ-バ-・Herbert Clark Hoover 1874-1964


  フ-バ-略歴

1874  クエ-カ-教徒の一家に生まれる。幼くして両親を亡くす。オクラホマの伯父に引き取られてインデイアンノオサゲ族の学校に学ぶ。
1885 オレゴンの伯父が引き取りジョ-ジ・フォックス大学に清掃をすることで授業料免除で学ぶ。
1891 スタンフォ-ド大学の鉱山学部に学ぶ。
1893 恐慌
1895 卒業 失業率11-13% 坑内の鉱石運び出し作業日給2ドルを得る
1897  豪州の鉱山技師月給600ドルで働く
1899 ルイ-ズと結婚 中国で主任技師年2万ドルで働く
1900 義和団事件 バリケ-ドの建設に貢献
1902 BMC社の経営陣に参画 ロンドンに移る
1908 独立、鉱山コンサルタント業
1914 この年までにビルマで生涯の財を成す。第1次世界大戦勃発
   ベルギー救援委員会を設立し休戦までの4年間デ500マントンの食糧を送る
1920 ハ-デイング大統領の下で商務長官
1928 28代大統領になる。 
1929 ニュ-ヨ-ク株式市場大暴落 世界恐慌 
1932 大統領選に敗れてル-ズベルトが大統領になる



   2020-2-12





     アルゼンチン海軍観戦武官の証言  

                



 この本は1998年に出版され友人から借りて読み、2005年に再版され購入して再読しました。著者はアルゼンチン海軍大臣にまでなった人で、1928年に辞職した海軍大将マヌエル・ドメック・ガルシアです。

 彼はジェノバで建造中であった同国の装甲巡洋艦リバダビア(春日)とモレノ(日進)の建造委員長でした。日英同盟の英国の後押しでこの2隻を日本は購入しました。

 春日の廻航委員長は鈴木貫太郎です。日露戦争のアルゼンチン観戦武官として日進に乗り込み日本海海戦に参加した。その日進が被弾して山本五十六が負傷しています。日露戦争のち2年間滞在して、観戦レポートを母国に提出。機密であったので日本では知られていませんでした。

 1993年に練習艦隊がアルゼンチンを訪問した際に発見され翻訳出版されました。 日本海海戦の観戦武官は英国とアルゼンチンの2国だけです。日本海海戦は英国観戦武官の指揮により勝利したという話を聞いたことがありますが、それを主張する人はこれを読んでないのでしょうね。 日本海海戦の詳細報告よりも日本海軍の要員教育の問題とか人材の活用とかの考察にすごさがあります。彼によれば勝つべく勝つ戦いであった。

    2014-2-18



    妻との特攻 谷藤徹夫・朝子  

 豊田正義著 角川書店

             



  夏の恒例の戦争特番ドラマとして放映されました。 ご覧になった方も多いと思います。  終戦後の8月19日に満州で特攻がありました。それも2人の女性が同乗していました。 元軍幹部はあれは命令による特攻でないから、単なる自殺行為だと蔑み、女性を同乗させたことを軍紀違反と非難した。彼らは忘れられ犬死同然の扱いを受けました。
  しかし元第5練習飛行隊の有志が立ち上がり厚生省と交渉して昭和32年に戦没者と認定され遺族は年金を受けることができた。昭和42年には世田谷山観音寺にかれらの神州不滅特攻隊の慰霊碑が建立された。

  彼らは二宮准尉による偵察により、関東軍(山田乙三総司令官)が開拓民を見捨てて撤退したあと、避難民がソ連軍による虐殺・葛根廟事件を見たことから、一時でも戦車に体当たりして進撃を止めようとしたことが特攻の理由だといわれています。関東軍は、 居留民の保護を目的として始まった歴史を忘れた行いをしました。 

 一方では、根本博満蒙軍司令官はすべての日本人の避難が終わるまでの自衛戦闘を行い武装解除をしませんでした。 また千島列島では樋口季一郎将軍は占守島に終戦後に上陸戦闘を仕掛けてきたソ連軍を撃退しました。北海道を守りました。

  いずれも上部からの指令に違反した司令官の見識と独断による決断です。軍隊といえども最後は自分の責任による判断が必要とされます。 何万人のも命を救うことになりました。 昨今の阪神大震災の折に救助が遅れた陸上自衛隊司令官が涙を流して弁明しましたが、旧軍の良かった面は継承されていないようです。 石原莞爾の独走を引き継がれても困りますが。


  神州不滅特別攻撃隊

  1.  今田達夫 少尉   広島 26歳
  2.  岩佐輝夫 少尉   北海道 25歳
  3.  馬場伊代次 少尉  山形 24歳
  4.  大倉巌 少尉    北海道 23歳
  5.  宮川進二 少尉   東京 23歳
  6.  波多野五男 少尉  広島 22歳
  7.  北島孝次 少尉   東京 22歳
  8.  伴元和 少尉     石川 年不明 エンジン故障
  9.  二宮清 准尉     静岡 27歳 
  10. 日野敏一 少尉   兵庫 21歳
  11. 谷藤徹夫 少尉   青森 22歳
     谷藤朝子       24歳
     スミ子         不明  

  特攻は2階級特進して大尉の階級で記録されたものをよく見かけます。少尉クラスの下級士官を特攻に従事させたからです。今回はそれもされていないようです。
     奇跡の将軍 樋口季一郎  68分  いいね 
     https://www.youtube.com/watch?v=4caq5e_toz8
                  

            2015-12-30




     日中友好侵略歴史  門田隆将さんによる








過去の日本の首相や現役の外相が中国のハニートラップにかかったと云われている。現実にそんなことが起こるのか?というようなマユツバ話のように聞こえます。
 高橋洋一さんによると、中国に行ったときに、自分の好み女性を彼らは事前に調べて、現地でそれに合わせた美人を差し向けて来たと云ったエピソ-ドを話されていた。 彼が大蔵官僚の地位も高くない時代のときである。 高位の政治家ばかりではなく、公務員ですら中国に狙われているのである。 今では中国出張には妻を帯同して行くようにとのセオリーがあるようだ。

 日中国交回復の行われた小生の20代の時、当時にニュ-スで聞き覚えのあることが、この本の半数以上を占めて詳細に語られる。そうだったのかと認識を改めさせられる。 当時の若いころは魯迅やスノーの本を読んでおり、中共の指導者をスゴイと思っていた。何千万の人民を殺していたとは知らなかった。いわゆる洗脳されていた自分があった。

 中共のウイグル人の弾圧の非難国会決議をぼやけたものしかできなかったことを踏まえ、与党自民党や公明党のなかに親中議員が多数を占める事態が明らかになる。他書のアンドリュ-・トムソンも中国の侵略を警告している。 豪州は中国によるサイレント・インベーションに気が付いて路線を変えた。

あと2年もすれば中国の台湾進攻が起こるのではとよく聞くようになった。 満足な対処ができないで、その事態になったことを思うと恐れるばかりである。


中国の工作にハマった政治家・言論人
https://www.youtube.com/watch?v=smI-mmMCkzY
実名暴露?中国「日本侵略」に協力した日本人たち【WiLL増刊号】
https://www.youtube.com/watch?v=V8Yr5E41LB4


    2023-9-10




 海上保安庁法第25条

     

   海上保安庁旗



 昭和23年4月27日法律第28号)は、海上保安庁の設置、組織、海上保安官の権限などを定めた日本の法律。

「第二十五条 この法律のいかなる規定も海上保安庁又はその職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を営むことを認めるものとこれを解釈してはならない。」


 最近に尖閣の領海では常時2隻ほどの中国海警の艦船が遊弋している。 その船は中国海軍の指揮下にあり、70ミリ砲を装備している。 それは白く塗っているが中国海軍のお下がりの艦船も使用しているという。 海上保安庁の船舶と中国海警の艦船との装備数比較は中国が倍以上あり、船の大きさも倍以上で武装もそうである。 海上保安庁船の20-30ミリの砲では、中国から一瞬のうちに70ミリの砲弾を2-3発も被弾して沈没させられて対処できない。 おまけに、その沈没を受けて海上自衛隊が出動すれば、中国は白い船の警察船にネズミ色の軍船が攻撃を加えてきたことを海外宣伝して中国に同情を求めることになる。 五毛党がSNSで大騒ぎするでしょう。 初期の情報戦に負けることになる。


 最近の自民党の関連した部会に海上保安庁の長官が白い制服で説明に訪れたという。 異例の対応である、威圧でしょうか。 それは「海上保安庁法25条」の法改正を危惧してのことだと思われる。 海上保安庁はまだ占領下の昭和23年に制定された。 海上保安庁は国際的にはコ-ストガ-ドとされる。 米国のそれは軍として属している。この第25条にも憲法9条の問題があると言える。

 戦力差を埋めバランスを取るために自衛隊の艦船のお下がりを保安庁に渡そうとしても、人員の教育の問題、エンジンの違いの問題、また、この25条の問題でそれが出来ないという。 自衛隊の定年退職は一般企業よりも早い、海上保安庁の船も人員もそれらの人を当てれば早急な補充や増員ができると思われる。


またしても犠牲者がでないと事前に何もできない轍を踏むのであろうか。 現場の保安庁職員の気持ちを知りたいものである。


       2021-4-11





   五島列島の防衛
       

 九州防衛関連地図



 ヨットで日本沿岸のクルージングしていると、安全保障についてボケの合間に爺が正気に戻ったようなものであるかもしれない、何かに気が付いたり思いつくことが有る。 特にウク戦争や隣国の圧力が強まっているときには。


 作秋は五島列島を周航した。五島への航空便は福江島への航空便しか今は無い。かっては小鹿島と中通島・頭が島への航空便があったようだ。どちらも800mの飛行場がある。 上五島空港は頭が島天主堂が世界遺産に登録されてそこへの車の移動を制限するために、この飛行場の駐車場で車を止めおいてシャトルバスに乗り換える場所として利用していたが、今回にヨットで訪れてみると、予約が必要かもしれないが自家用車は直接教会に入ることができるようだ。


 海上自衛隊は「いずも・かが」の軽空母への改造工事を行っている。 F35の垂直離陸タイプを購入してそれらの艦に載せて運用する計画である。 陸上基地は宮崎の新田原に置くようである。五島列島は奄美、沖縄、宮古、石垣の各島と同じように南シナ海の再前線に位置する島となる。

 五島にあるこれらの使用されていない空港は速やかに安全保障に貢献する空港として考えるべきではないでしょうか? これぞ不沈空母そのものである。滑走路は短いけれどF35Bの運用には満足のゆくものである。 対空対艦ミサイル部隊と守備隊を置く必要もあろう。

 福江島にはレ-ダ-基地がある。 ウク戦争で判明したように戦争の前哨戦で真っ先にレ-ダ-基地は攻撃を受ける。ここにも同様の部隊が必要であろう。また、玉之浦にはかって中国漁船大量に避難してきた良好な泊地がある。 現在建造中の哨戒艦の基地を置いてはどうだろう。


 





  小鹿島空港




 上五島空港



     2023-2-09


 

   新しい戦前  タモリさんによる


 タモリさん

 昨年放映された黒柳徹子の年末番組に恒例のタモリが登場しました。 小生はそれを途中から見ていた、その時の話題はテレビが茶の間に登場した時のエピソ-ドなどであった。

 番組の中では「タモリ発言」・「新しい戦前になる」を見ていません。 するどい嗅覚と直感を持っている彼のことですから、その波紋が世間に広がっているでしょう。

  タモリ  来年は「新しい戦前になるんじゃないですかね」 削除されているようだ
  xx  https://news.yahoo.co.jp/articles/26058d1be65d1bded3a7561dd96cdc80198f7103 xx 

  https://news.yahoo.co.jp/articles/f97ec4b96a4634d7682f1d634c704d7d31058917 ヨーデル話法


 タモリの戦争とは何を想定したものだとは分かりません。 考えてみてください。

 1. 日本が先の日中戦争のように望んで突き進んでいく戦争なのか? 
 2. 回避しようとしていても相手はそれを望まず、開戦に追い込まれていく太平洋戦争なのか? 
 3. 持っていた原爆は自主的に返還し、NATOへの加入ができないまま、「同盟も核もない国」ゆえに、自国への侵攻を許し自衛戦争をせざる負えない「ウクライナ戦争」なのか? 

 まぎれもなく日本が置かれている戦争は3.なので、その戦前になろう。 それは憲法の第9条に合致した戦争である。 もしも、今の日本の現状が「武力を持って他国を脅かそうと考えている国」であると現状を認識しているとしたら、その人の頭がどうかしているとしか思えないでしょう。とんでもない杞憂と虚言である。

 ウクライナのような自衛戦争になり、それが正義の戦争であったとしても、勝利を得る結果とは限りません。 勝利を得たとして、核戦争にはならなくても、最低でも10万単位の死者が予想されます。 とんでもない悲劇が起こるゆえに、理不尽な相手が戦争を起させないように押し止めなければなりません。 抑止力を築くために今回の防衛予算の増額となります。

 5年間で達成しようとする自分の都合だけの予算配分計画では、相手がどう動くか予想できないので、遅すぎたということがある。 諸国民の公正と信義を勝手に期待しても、他人はこちらの期待と願望どおりに動いてくれるわけでは決してない現実がある。(ウクライナで分かったように)急いでやる必要がある。

 コロナ予算では100兆円を使ったと云います。それもコロナ増税をしないで。 やりようによっては日本の財政はそれ位の懐があるということです。 それゆえに、思い切って効果最大の防衛予算を短期的に使うことができます。 国民の支持のもとに為政者の決断次第で出来るはずです。

 現状のイージス艦のミサイルは、ミサイルの格納ボックスの中には全てが充足していないと云います。今在るものを撃ってしまえば、次は無いという恐ろしい状況です。 抑止力の増勢に反対する人には、停泊中のイ-ジス艦の格納蓋を開けて見せる一般公開をしたら良いと思われます。 また、北朝鮮でも戦争なら瞬時に大量のミサイルを撃ってくること、変速ミサイルが出現した今では、撃ち漏らすミサイルが多数が着弾してくる現状を国民に知らしむべしです。 中国のように日本の30万以上の人口を持つ都市には核ミサイルの照準を合わせているという現状も知らせるべきでしょう。


   年初めの妄想・初夢


 1. アメリカからミサイル付きの原潜3隻をレンタルして自衛隊員で運航する。これが一番効果的。
 2. 南西諸島の機雷封鎖の演習と準備
 3. 緊急事態には60歳-80歳の予備役を投入、 そのためのシルバ-予備役の登録、 今まで培った能力の登録、匍匐前進や突撃はできなくても使える武器はある。
 4. 中国海軍の揚陸艦に事前照準しておく、現在13隻 
 

  機雷封鎖


        2023-1-2


   おやすみバッハ ~心地よい眠りのための、バッハメドレー
   https://www.youtube.com/watch?v=JZZYkIRhwTg
  

 


知覧と万世の特攻平和祈念館

ヨットで枕崎に停泊した。天候待ちの数日の間に、バスにて加世田と知覧にある特攻平和祈念館を訪れた。 漢字変換で祈念を記念と間違えそうになる。犯してはならないものでしょう。


  万世特攻平和祈念館(ばんせい)

  玄関

 加世田のバス停留場を降り、近くの観光案内所でレンタサイクルを借りて、吹上浜に向かう。 今日は慰霊祭がおこなわれていたようだ。ご遺族と思われるような人を見かけた。 

 館内にはゼロ式水上偵察機が展示されている。近くの吹上浜で墜落していたものを引き上げたものです。実物の水上機を見たのは初めてで、意外と大きかったのには驚きました。


 ゼロ式水上偵察機


 ここは終戦間際の4か月間に陸軍飛行場として使用され、201人の隊員の方が特攻されてお亡くなりになりました。 館内では隊員の方のご遺影と貴重な遺品をみることができる。



  知覧特攻平和会館

 知覧へは鹿児島中央、枕崎、指宿からのバス便がある。知覧の特攻平和会館のバス停で降りるとすぐです。万世より良く知られているようで、学生の団体など入館者は多く見られた。

 陸軍の特攻出撃者1036人のうち439人がここ知覧から出撃した。 隊員の遺品や遺書など多くのものを見ることができる。


 遺品などの展示物


 ここの英霊たちの散華の後に我々が生存しているのである。 決して彼らのことを忘れることなかれ。 



  下記は 老生の特攻に関連するものです

  映画 永遠のゼロ

  上原良司氏の特攻

  妻との特攻 谷藤徹夫・朝子

  陸軍桶川飛行学校 練習機での特攻


        2023-7-1

 

 

    2024年世界の真実  馬渕睦夫

 

      WAC刊

 馬渕睦夫


 読み終えたが、まだ、得心がいかない。 彼の他の著書「デイープステート」WAC刊も昨年には読んでいる。 小生はDSが存在せずにそれが陰謀論であるとは思っていない。 闇の国際金融勢力が世界に歴史に大きな影響を及ぼしてきたと思っている。

 

 DS関与したと思われる歴史的事件

アメリカ独立戦争

リンカーン大統領暗殺

アヘン戦争

ペリーの日本来航

維新開国

日露戦争

米国連邦準備制度の成立

ロシア革命

ウイルソン大統領

国際連盟の設立

中共政権の設立

朝鮮戦争の開戦

ベトナム戦争

湾岸戦争

アラブの春

東欧カラー革命

バイデンを不正選挙により勝たせる

ウクライナ戦争

ハマスによるイスラエル奇襲

 

 戦争が起きることで、いちばん儲かるのが国際金融資本です。 それの明確な関与の証拠が分かるのは難しい。 それゆえに、それを指摘できないのでその存在を述べることは陰謀論であると反撃を受けます。

 この書によると、最近はDSが負けている? 小生には、まだ、その理解が及ばない。 馬渕さんがDSがウクライナ戦争で弱体化して、その失敗を隠蔽するためハマスを攻撃させた。世界を第3次世界大戦にまきこむことによってDSの延命を図ろうとしていると云う。 プーチンとトランプが懸命にDSと戦ってきた。2024年には二人はDSに勝利することができるのか?などと語っています。

 大きすぎる問題ゆえに理解が及ばずに、人に話せるほどになっていない自分ではある。 それでも、DSのことを知らない人には、その存在とその関与があることを少し知ってもらい、小生はこれからの問題として提起できるのみである。 他に林千勝さんがこの問題を述べています、もっと詳細です。 

 日本には欧米のごとくユダヤ人差別の歴史を持っていない。 日本人にはそれの差別意識は皆無である。 戦前にはナチスと同盟していたにもかかわらず、オトポ-ル事件や命のビザにおいてユダヤ人難民を助けてきた歴史がある。 もっと歴史をさかのぼれば、何度にか渡って古代ユダヤ人を受け入れ同化し、また、かれらの先進文化を受け入れてきた歴史がある。天皇ですらユダヤの血なのかもしれない。 DNAレベルでは15%ほどがユダヤの血であるという。 現在の人口で1800万人の人がユダヤの血を持っていることになる。イスラエルの人口800万人より日本人のそれは多くなるのである。  そのことの意識は日本人には全くない、戦前のユダヤの人々へ援助をしたのはそのせいではない。 国民が培ってきた文化と民度によるものであろう。 

  DSには日本のために貢献する意識を持ってしてほしいものです。

 

 ユダヤ人まとめ  船中発策

  http://www.hayame.sakura.ne.jp/99_blank001.html

 

 ぼくらの国会・第689回】ニュースの尻尾「北朝鮮は体制危機」  青山繫晴   25分

 https://www.youtube.com/watch?v=kxcL1eWNdrE


      2024-3-25






      戦 TELL-ALL BOOK  青山繫晴


  ワニブックス刊

 

 自民党を内部から変革していくことが一番だということで、一切の寄付をうけとらない、団体の支持を受けない、地元も講演会も持たない、もちろん派閥には属さないで、自民党員の加入者数の窓口としてトップの青山さんです。 今度の総裁選には立候補すると宣言されています。 小生は首相として期待しています。

  日頃の活動として  「僕らの国会」  「道すがらのエッセイ」 をご覧ください。

 この書の中で沖縄と日本との分断工作・沖縄独立が中国による調略で行われている。 先の大戦で沖縄は本土防衛の時間稼ぎのために捨て石にされたという






紫電改記念館

かわうそ村海の駅にて天候待ちで時間ができたので、紫電改記念館に行って来ました。 山の中あるので南レク公園からタクシーで往復することになる。

 

 愛媛県・愛南町 マップ

 

 ここの紫電改戦闘機は1978年において漁師さんにより久良湾海底から見つかったもの。 なぜこの近くに着水事故を起こしたのかと云えば、先の大戦末期に優秀な搭乗員を集めて本土防空戦を戦うための部隊第343海軍航空隊が松山にあったからである。

 

終戦から33年後に海底から発見された戦闘機「紫電改」が、最後に戦った「豊後水道上空の空戦」の壮絶な様相
神立 尚紀(カメラマン・ノンフィクション作家) の意見

 

 

 紫電改は水上戦闘機・強風を陸上型に再設計されたものである。ゼロ戦は1000馬力ほどのエンジンであるが、紫電改は2000馬力のエンジンを持っている。大戦末期では米国戦闘機に負けていたが、紫電改は性能的には敵と同等の能力で最優秀の戦闘機であったとされる。 


 

  燃料タンクの防弾処理がされたもの、ゼロ戦にはこれは無い、初めて実物を見た




       2024-7-22





   もしや 戦争が!  緊急衆知 

 

  スウェーデンが国民に配布したパンフレット「危機や戦争が来たら」

 

スウェーデンが戦争に備えるためのパンフレットを配布したニュースを読んだ後に、青山さんのYoutubeを見る。 個人的にはヒョットしてあるかもと危機感を持った次第です。 田舎の老人が述べても役に立たないのは現実ですが、テレビなどの大型オ-ルドメデイアは取り上げないのはいつものことです。

 日本はシェルタ-など一切の用意もなされていないので、庶民が準備をしても藻屑となる公算は多いと思われる。大地震に備える震災防備品くらいは必要かもしれません。 心の準備でも。

 青山さんが述べるように、 トランプ登場で英仏がウクライナに派兵して、戦争がが拡大してミニ大戦が起きる可能性はありでしょう。

 露中の爆撃機編隊が対馬と韓国の間を飛行して、韓国の防空識別圏に無断での侵入したニュ-スも今朝報道された。 プーテインにとっては習近平が失脚する前の、また、(これは小さいが)政権基盤が小さい日本の首相がいるこの時期が最大のチャンスなのかもしれません。

 

  青山繫晴 【ぼくらの国会・第850回】「駆け込み戦争?露北VSウ英仏 ミニ世界大戦」  21分

  https://www.youtube.com/watch?v=PnIMrF_Enzk&t=826s

 

  ウクライナへの派兵議論か 英仏、米の支援停止を警戒

  https://news.yahoo.co.jp/articles/385ab7720aa6c52338f0e26479957fd82d766527


   プーチン氏「政府中枢」への攻撃示唆

  https://news.yahoo.co.jp/pickup/6521104


  スウェーデン政府が国民に「戦争への備えを呼びかけるパンフレット」500万冊を配布

  https://earthreview.net/in-case-of-crisis-or-war-sweden/

  https://news.yahoo.co.jp/articles/aa054f68508b947012727bf162e07c90469dd52e

 

   青山繫晴 「習近平主席 失脚の予言が現実に」

  https://www.youtube.com/watch?v=67ufr_lAenk&t=761s


       2024-11-30





    戦車はもういらない

 

 榴弾砲                     戦車                    


 まもなくのトランプ再登板でウクライナ戦争がどうなるでしょうか?。 自分が受け取る動画ではウクライナが持ちこたえて多少押し返しているものばかりです。 ロシア有利で進んでいるとの話も聞きます。北朝鮮の兵を参戦させるロシアは優勢だとも思えません。 また、1950年代のソ連の戦車を改造して前線に出してくるロシアが勝っているとも思えない。(これほど過去の兵器を保存しているロシアの対戦争潜在力もすごい) 「戦場の闇」で実際のところは、終わって時間が経なければ分からないのでしょう。

  日本の戦車はかっての民主党政権のときに保有数を半減するようなプランが決められ、その方針の変更のないまま現在に至っています。 確かに当時の民主党の有力者から小生は「戦車はいらない説」を直接耳に聞く場面がありました。

 小生の郷土防衛隊構想においても対戦車ミサイルを重視しています。 ウクライナ戦争での対戦車ミサイル・ジャベリンの活躍で首都キ-ウを守った話は有名です。 下記の動画でこの問題は良く説明されているのでご覧ください。

 

 【元海上自衛隊幹部が財務省に捧げる】戦車不要論   40分
 https://www.youtube.com/watch?v=Fk30GQqhbQw

 

 太陽光や風力発電は重視されてきて、まだまだ伸びそうです。しかし、原発や火力発電も含めての電力のベストミックスが大事だと認識されてきています。 戦車も今までの戦争・紛争後の戦訓から、ここでは詳しく述べませんが正反対の結論が交互に現れているのが実状です。 財務真理教の財務省が、専門知識の乏しい担当者からの近視眼的な判断にて、この問題の判断を間違うことの無いことを望みます。 戦力もベストミックスが重要です。

 

        2025-1-10  

      

 

     捕虜

               

 ウクライナ軍に捕らわれた北朝鮮兵と思われる捕虜


 弾薬や食料の補給が途絶えて、弾を打ち尽くしてさえ旧日本軍には降伏が許されなかった。 小生は捕虜になっても良い合理的な基準を知らない。 現自衛隊の幹部に今はどうなっているのかを、そのような場面に会うことは極めて珍しいことだけれど聞きたいと思っている。

 前の大戦では東条英機が決めた戦陣訓において「生きて虜囚の辱を受けず」とあり、個人的には多くの死を招いたのではないかと考えている。 東条本人は捕虜になってしまったけれども。 日本軍の敵捕虜への待遇は第一次大戦までは、坂東俘虜収容所にあるように世界歴史に金字塔を立てるべく捕虜の待遇は素晴らしいものであった。

 今のウクライナ戦争で北朝鮮兵が前線に現れ戦闘に加わり、3000とも4000人の死傷者が出たと云う。 報道によれば負傷した兵は手りゅう弾によって自ら命を絶つているといいます。 先の大戦から80年も経てもこの情景があるのですね。 独裁者の軍隊には個人個人のことはかえりみられないものでしょうか?

  我が国の取り囲まれている情勢では、いつ何が起こるか分かりません。 抑止になる戦力・武器を備えていくことは大事ですが、明確な降伏規定を明らかにしていかなければなるまい。


   北朝鮮軍はイデオロギーに非常に忠実」ウクライナ軍が北朝鮮兵捕虜の詳細を報告

   ナタリー・ポートマンが、アメリカの人気トーク番組で日本のことばかり語った理由

   アメリカ軍に捕まった…日本兵の"信じがたい 行動


       2025-1-29

 




      観戦武官    ウクライナへの派遣を


 沙河会戦における観戦武官団および従軍記者団(1904年、日露戦争)

 

 最近はウ クライナ戦争が停戦になるような状況が報道のなかに感じられるように小生は思えます。 戦争・戦闘が行われると今までの戦術・兵器が役に立たないことが判明し、その解決手段を柔軟な思考のなかで見つけたものに微笑みが訪れるのが常です。

 ここでも採り上げた日露戦争のときのアルゼンテイン観戦艦戦武官の証言は見事なものでした。 その彼は軍のトップになります。

 ウクライナ戦争では、1万ドルのドロ-ンが数億円の戦車を撃破する。 また、榴弾砲にそれが砲撃位置を指示して正確な射撃をするなど、新に登場した兵器により戦場が一変しています。 我が自衛隊は優秀な観戦武官をウクライナやロシアに派遣しているのであろうか。

 在外大使館に駐在武官として自衛官を派遣していると聞いていますが、田舎老人にはその詳細を存じません。  先の戦争でスウエ-デンの駐在武官よりソ連の対日参戦の情報を、敵ポ-ランドからの重要な情報を活用できなかったことがありました。(これはポ-ランド孤児を救った恩返しでありますが)間抜けなことにそのソ連に和平を依頼した日本でした。 また、第1次大戦での観戦武官の近代戦の情報を生かせなかった失敗もあります。

 ウクライナ停戦の兆しが見えてきたなかで、世界最悪の地政学的位置にある日本が、情報を正確に把握して行動できるように望むばかりである。


    2025-2-5


                 観戦武官    2016-1-23 掲載

 

 沙河会戦 黒木将軍と英国観戦武官ハミルトン


  秋山真之が観戦武官となり米西戦争で港湾封鎖を学び、日露戦争で旅順港閉塞作戦をしたことは有名です。

 ここでもアルゼンテイン士官・ガルシアのことを書いています。それは詳細な分析でよく分かったなあという優れたものです。 英国のハミルトンも 同様に記録を残しています。 アメリカはマッカ-サ-の父親が日露戦争に観戦武官として派遣され、マッカ-サ-も副官として同伴しました。 彼は占領軍司令官となって日本に来て、彼はどうして今の日本の将軍達には、日露戦争のときの将軍と違うのかと嘆きます。

  日露戦争は、陸海軍ともに当時の近代戦のさきがけとなったものです。旅順攻撃で、機関銃で守られた側へ突撃攻撃の無謀さを観戦武官は学んだはずですが、第1次大戦では、それが生かされずに数百万人の戦死者をだしました。 同様に日本でも第1次大戦の教訓を次の大戦では生かせませんでした。 

 第2次大戦では観戦武官の制度は、戦争が世界的に広がった戦い故でしょうか、見られなくなりました。 日本の自衛隊は密かにでも湾岸戦争など派遣しているのでしょうか?


国     武官名   戦争名     観戦・報告・その後             最終地位

徳川   榎本武揚   シュレ-スヴィヒ・ホルスタイン戦争 プロイセンとデンマ-クを観戦  中将                  徳川  赤松則良    同上
日本    大山巌    普仏戦争                     元帥
日本    秋山真之   米西戦争                     中将
日本    柴五郎   義和団の乱                    大将
アルゼンテイン マヌエル・ガルシア 日露戦争 日本海海戦・軍政に関する報告 
                                         海軍大臣
イギリス イアン・ハミルトン 日露戦争  第1軍に従事              大将
イギリス ペケナム      日露戦争  戦艦ドレッドノートの設計に活かす    大将
フランス コリヴィザール   日露戦争
米国 アーサー・マッカーサー 日露戦争  野木将軍の第3軍に随伴        中将
米国 パーシング       日露戦争
ドイツ ホフマン・マックス   日露戦争   タンネンブルグの戦い        中将
ブラジル            日露戦争
チリ              日露戦争
オーストリア          日露戦争
オスマン帝国 ベルテブ・パシャ 日露戦争   旅順・奉天の戦いで負傷     参謀本部長
イタリア            日露戦争
スエーデン           日露戦争
スイス フィリッツ・ゲルチェ  日露戦争
スペイン            日露戦争
日本 下村忠助         第1次大戦   ユトランド沖の海戦で戦死     中佐


       2016-1-23

 



   

    原潜訓練生  と イプシロンロケット

 

 オハイオ級 戦略原潜


  昨日にトランプとゼレンスキ-の会談が華々しく記者団の前で決裂した報道がありました。 ゼレンスキ-はトランプとプ-テインがウクライナの許容しない和平を頭越しに決めるようなら、決して容認しないでしょう。 今回はその事例のひとつとみるべきであろう。

 ウクライナにとっては現在の戦況はロシアが攻勢限界点に達したと理解しており、峠を過ぎたと思っています。現に東部戦線では推し戻す動きがでています。 ウクライナが和平をするには時期が悪い。 それでも、トランプが怒ってウクライナへの援助を止めれば、ウクライナは万事休すで勝ち目はありません。

 今回のウクライナ戦争はロシアへ〇兵器を返還したことによっており、ウクライナが孤立して戦わなければならない事態に追い込まれれば、ためらいもなく〇兵器を開発するでしょう。

 トランプ和平により痛み分けではなく、ロシア勝利の状況が来れば、次はバルト3国とポ-ランド侵攻です。 中国・北朝鮮も東アジアで動いてくるでしょう。 日本はどうしますか? トランプのファ-スト政策では〇の傘が機能するとは思えない。安倍さんの亡きあと、トランプに一目置かれていた人がいないので、日本はアメリカを当てにすることができますか? 

 日本の通常型潜水艦は世界一の実力を持っていると云われています。コンテナ搭載の小型原子炉も開発したので、これを潜水艦に積み込み大幅に潜行時間が長くなり、おまけに垂直発射型の巡航ミサイルを積み込めるようになり、通常型潜水艦の能力向上が見込まれる状況です。 そうではあるが、〇兵器を日本に照準を合わせている隣国が3つもあり、それに太刀打ちできそうもないのが現況でしょう。

 表立って〇兵器を開発はできそうにないし、議論さえしていません。 「自分のことは自分でやれ」というトランプ政策の今なら、「やりなさい」と云われるかもしれません。米国民主党の空手形にすがるよりトランプに期待すべきでしょう。 まだ議論のまな板にも上っていない現状では、実行配備までには相当な時間がかかるでしょう。 やっと表題にかかりました、そこで、米国の原潜への訓練生の派遣を申し入れたらどうでしょう。 まどろっしければ、中古戦略原潜3隻の買収・レンタル(〇付き)のデイ-リングを持ちかけまようぞ。


        2025-3-2


   イプシロンロケットと核の先制不使用条約


 安価に衛星を打ち上げるイプシロンが成功しました。逆に地球上のどこでも狙う安価なミサイルを持ったということです。ナイフと同様使い方ですね。


 アメリカは状況により核の先制使用をするオプションを持っています。中国とインドは先制使用をしないと宣言していますが?。日本に核ミサイルを照準している国があります。現状で日本に核ミサイルを撃ってくる状況ではもちろんありません。しかし紛争がこじれた場合にはあり得ると覚悟しておかなければなりません。その時に果たして、アメリカは自分のニューヨークを犠牲にしてまで反撃してくれるかどうかも考えておかなければなりません。核のカサすらあると自覚しないで、生活していますが、核のカサの突き詰めて起こる問題はこういう事です。

 日本が現況で核武装するなんて絵空事です。国民は許しません。でも最初の1発の被害を受けたら、一変して集団ヒステリー状態で、それの反撃を世論が支持するでしょう。原発への通常ミサイルの攻撃でもそうなるしょうね。狭い国土の日本には核戦争が起こればこれほど脆弱な国土もないでしょう。故に絶対に避けねばなりません。

まず日本と中国とインド及び賛同する国を加えて国際核先制攻撃禁止条約を結ぶべきでしょう。日本には核はありませんから不思議な条約です。3か月もあれば材料を持っていますので、その製作は容易でしょう。しかし作らなくとも原発よりできた生成物が豊富にあります、福島のものもありますね。イプシオンに詰めて撃てば充分に今でも対抗できます。

 ニューヨークの壊滅に負けない同盟には相当な覚悟と対価が必要とされますね。
                                                 

 
   2 013-9-24 、 2025-3-2 再掲

 




     再掲  緊急提言

             安全保障法案 強行採決の前に 

  

 今国会の安全保障関連2法案は会期の延長を決めて、最終的には強行採決になると思われます。残念ながらこの事態になって、田舎の爺爺が何を述べても、どうなるわけではありません。

 今回の二法案の名称が戦争法案といわれようとも、それはどうでもいいことです。 こちらが理想的な平和追及をしていても、願っていても、相手の意思次第で戦争は起こります。例えそれが防衛戦争だとしても、戦争の内容が変わるわけではありません。戦争になる・ならぬとの議論は大事なことではありません。云ってしまうなら、こちらに戦争の覚悟が無いようなら戦争を止められません。それを避けるための法案の趣旨ですけれど。

 法案は何のために必要なのでしょうか? 日本の首相はアメリカの支持がないかぎり、今までは短命であったり司法の制裁を受けてきたのが実情です。安倍首相の保身からというのも事実でしょう。
 でもそのことではありません。 それは隣に厄介な国が肥大してきているからです。戦前のドイツ・ナチスのケースでいうなら,あの時に叩いておけばよかったと後に悔やんだ、ナチスにラインラント進駐をさせてしまった現状です。これは現状認識ですので、いろんな考えの方がいるでしょう。 もし日本がチベットやウイグルの人々の状況になって、それを甘んじて受ける覚悟のある人なら、それを問題無しとするでしょうが、多くの人はその状態を望まないと思います。
 
 あからさまに国名を上げての公の議論はふさわしくないのですが、国会審議を聞いていても、その認識で議論しているようには見えません。現に昨年になって唯一核弾頭数を増やした国に対して、日本にむかってミサイルの照準を向けていると公言している国に対して日本が対峙しているということです。 またその国は元首が隣国へ訪問している時に、その国の隣接国境で、訪問国へ砲撃を始めてしまう、政治が軍部に対して統制できていない国です。その国の台頭が今の日本にとっての大問題なのです。

  スイス・スウエーデン・アイルランド・スペインが先の大戦で中立政策を採りました。 しかし、日本の地理的位置関係が、日本は「かの国」が太平洋に進出するのを封じ込める位置にあるので、その中立政策は無理です。 また、独力で個別的に対処する方法もありですが、それには莫大な軍事予算が必要です。先に膨大な支出で日本が財政破たんしてしまいます。それも無理でしょう。 アメリカ抜きにはこの状況を打開できません。他の選択肢はあるのでしょうか? 集団的に対処するしかありません。 でも、頼りにしているアメリカはベトナム・イラク・アフガニスタンと失敗を繰り返して、軍事費・予算やマンパワーを今までのようには割けません。世界の警察官ではないと自称さえしています。その発言を聞いて、「かの国」は直ちに紛争地域を既成事実で押し始めています。

 日本は核のカサの下にあると安心していますが、アメリカとて、ロサンゼルスやサンフランシスコを原爆で壊滅させられることを承知で、他国を守ってはくれるとは思えません。それに軍事上のアメリカの必然が無ければ、通常戦力の援助もないでしょう。
 それでも、「かの国」が自滅してくれるのを、それも、とうとうアメリカの自滅が始まって、自己に閉じこもるモンロー戦略をとるまでの間に、キワドイかもしれませんが、日本は臥薪嘗胆して待つしかありません。 隙をみせずに「かの国」の意思をくじいておくのが我が戦略です。

 戦国の世なら、家康が信長の命令で嫡男と正室を差し出したほどの同盟維持の覚悟が必要でしょう。 また、NATOのようなあからさまな軍事同盟を東南アジアに作ることは理想でしょうが難しいと思います。 冷戦の崩壊では、日本は何らその被害を受けずに済みました。それはソ連には西欧諸国が投資をしてこなかったおかげです。「かの国」には数え切れないほどの投資物件がありますので、アジアでその構築をすることはできないでしょう。「かの国」が軍事的な冒険に走らないまでも、バブル崩壊で世界中に不況が起きることのほうに現実味があります。それに伴う紛争も考えておかなければなりません。その時には日本が財政破たんの恐れで相当苦しい事態に追い込まれるでしょう。

 ポーランドは英仏と同盟しましたが、ナチスドイツとソ連に対しては機能せずに国が滅んでしまいました。日本の3国同盟や日ソ中立条約は先の大戦では役にたちませんでした。
 今は同盟と集団的安全保障をあいまいにして議論されています。しかし攻守同盟を締結した後での集団的安全保障履行の形でなければなりません。
 先の大戦の同盟の失敗にも拘わらず、参戦条項のない同盟では相手に踏みとどまらせることはできません。
 掃海も後方支援も戦争行為です。戦争行為加担ですので、同盟に従った参戦行為としての行いであり、あいまいなままでの参戦ではいけないと思います。 
 日本への参戦を期待するよりも、アメリカへの加担参戦のほうが現実的には多くなるでしょう。それをこちらの都合で四の五の言っていてはいけません。武田信玄を目前の敵とした家康の御家事情が日本の今なのです。

 老生が安全保障の政策が、これではイケナイと思ったのは、船乗りをしていた、イライラ戦争で、丸腰のまま護衛もつけずに、船体に大きく描いた日の丸をお守りとしただけでペルシャ湾に船出した経験があるからです。他船では死者もでています。これが平和憲法の実態・現実でした。でも今のような急がなければならない現況があったわけではありません。

  党首討論で法案の憲法に適合するかの議論がありました。自衛隊を創設して以来から憲法違反の状態であるのは疑いもありません。この偉大な現憲法の趣旨に追随してくれる国は70年も経ても、ひとつの国も無いという現実認識を持つ必要があります。現実離れした空理空論の憲法であるということです。欺瞞・偽善を重ねてきて最後の上塗り状態が今回です。 けれど憲法違反や平和を声高に述べる人はそれだけで、何か工夫をしてとか、地味な努力をして平和のための行動を目にすることはありません。

 今の国会の議論を聞いていて失望しています。安倍首相や石破さんに安全保障をやってくれるなと思っています。ただただ旧軍の復活になるだけだとさえ思っています。このまま強行採決に至って憲法違反の法案が可決されるだけでしょう。

 でも、この状況を何とかして避けたいために,書きました。 民主党や野党の議員に腹芸ができる人はいるのだろうか? その議員に、法案はこのままでいいから10年の時限立法で成立させるように、自民党と交渉してほしいと強く思っているからです。 
 その期間のうちに改憲して今回の法案を合憲のものにしてほしい。自衛隊は国民の歓呼のうちに送り出してやりたいと思うからです。地球の裏側の小さい紛争に自衛隊を派兵しても、かの国との大戦争だけは避けたいと思っているからです。
 
 また今の自衛隊は最新の装備ばかり欲しがりますが、汎用武器は大幅に不足して平和ボケで戦争を想定していない軍隊です。アメリカの軍用犬の負傷用装備にも劣る自衛隊員の救命装備です。戦死・戦傷をしないと思っているのでしょう。 その自衛隊を安倍首相の判断で外征に出しても、戦死・戦傷・PTSD・自殺など手痛い損害を被ることになります。 また今までのような軍の論理を無視して、変に手足を縛った自衛隊では、その後に不満が高まり、戦前のように政治のコントロールを離れて独自の動きをするようになるのではと心配します。何せ官僚改革は戦後もすることがなく、現在に至っているからです。この期間のうちに自衛隊に装備品や法制の改正もしてもらいたいでと思っています。

 最後に、何で憲法違反の法令をそのまま通して・時限立法にするのですが・成立させる必要があるのかと。 「かの国」との現状をどう認識するのかで違った対応がでてくるでしょう。 共通認識を得るのが一番ですが、その努力はされていません。政府も今のうちに知らせずにやってしまおうとも思えます。
 国会の日程延長が議論されていますということは採決が近いということです。かの国との状況を鑑み何とか時限立法で成立させたいと思っています。その後の時間をかけたまともな修正を期待して。


  ;    2015-6-20



 追記   開戦委任法      

 6月23日の報道で、9月27日まで95日間の戦後最長の国会会期の延長を議決した。  7月16日に衆議院により強行採決されましたので、2か月余りで参議院の議論・採決に関わらず成立することになりました。  何も枠をはめないで成立することになります。内閣の意思で開戦を委任する開戦委任法とも呼べる法案の成立です。

 中国のバブル崩壊の兆しが見えてきましたが、今の膨張主義が改まらないかぎり不安です。第2の明石元二郎の再現を期待してかの国の自滅を待つしかないかと............

      2015-7-19

  追記 2
      
 7月29日の報道で、安倍首相はやっと中国の脅威を名指しで強調とあります。参議院になって法案の成立が確実になったことから、抑制的であったものが、内閣の支持率も30%台に落ち込んだことによりこの発言になったものと思われる。

これこそが問題だったんでしょう。ごまかしたり、はぐらかしたり、おまけに首相みずからがヤジを飛ばしたりせずに、最初から堂々と 論ずれば
すればよいのに。

       2015-7-29

    2015年 9月19日 可決成立しました。





    太平洋戦争  まとめ

  

 好きなゲ-ム

 

 以前に更新を止めているHPに「太平洋戦争のまとめ」があります。 項目は下記の12編です。ご興味のある方はご覧いただければ幸いです。。

  http://www.hayame.sakura.ne.jp/99_blank049.html

 


 1. 真珠湾の真実  ロバ-ト・B・ステイネット著    ル-ズベルト欺瞞の日々

 2. マッカラム覚書

 3. ル-ズベルトとコミンテルンのの戦略のすごさ    第2次大戦をめぐって   中西輝政氏による

 4. 失敗の本質

 5. 日本は「勝利の方程式を持っていた」 茂木弘      ストラテジイ-ゲ-ムと共に

 6. 米国 JBB355 作戦計画

 7. レンドリ-ス対ソ支援と日本

 8. 海軍大戦略  海上決戦主義と艦隊保全主義      小室直樹さんによる

 9. 日本の軍隊の致命的欠陥      日下公人さん、小室直樹さんによる

 10. 誰が第2次世界大戦を起こしたのか  渡辺惣樹

 11. 真珠湾攻撃総隊長の回想  その1   淵田美津雄自叙伝 による

 12.  英国から見た太平洋戦争    外国人記者ストークスによる


 

     2025-3-28

 

 


     

    ドイツの(再)軍備   2025

 この表題には「再」の字を加えるのがふさわしいのかもしれない。 それは第1次大戦大戦後に10万の兵員しか持たされなかったナチスがヒットラ-の登場と供に強烈に軍備を拡大した時に使われた歴史的タ-ムである。

 数日前にドイツ債務ブレ-キ条項の改憲により見直す戸云うことを記した。 ロシアのウクライナ侵略とトランプの欧州戦略の変更という状況の変化により、ドイツ政権はソ連崩壊前の冷戦期の軍備と冷戦後の軍備を見直して、大幅に予算を拡大し兵力を増やす決定をした。 ウクライナ戦争前の陸海空のドイツ軍は下記に述べたようにヒドイ状況で非武装中立の軍隊と思わせるようなものでした。 しかし、ドイツもポ-ランドが戦後一貫して軍備を整えて欧州一の陸軍国になったとに合わせることになるだろう。

 

   ドイツ 国防費増額に向け憲法改正へ 財政規律緩和に政策転換  テレ朝


            2025-3-25



    西ドイツの予備役と冷戦の終結


 ソ連の空母ミンスクが1979年に日本海にやってくるので、盛んに当時のマスコミが北海道が危ないと大騒ぎしていたのが、想いだされます。ミンスクも後で分りましたが、機関に致命的な修理が必要で、無理を重ねて日本海にきたようでした。

 日本では西ドイツの予備役のことはあまりよく知られていません。なぜ日本と違って、西ドイツでは徴兵制をとっていたのかも知られていません。

 西ドイツでは敗戦以後も圧倒的なソ連の通常戦力と対峙していました。NATO軍の戦力では、それに対して不足で、戦術核の使用で対抗することになります。ドイツはこと起こったときは、自国の領土で核戦争の戦場になる、厳しい状況です。それゆえドイツは通常戦力の増大の路線をとりました。

 ドイツの第二次大戦敗北後の再軍備の制約で12個師団に限定されていたので、予備役の創設をします。正規軍34万人をしのぐ予備役59万人の大兵力を編成しました。 徐々にそれを第1線部隊に準ずる装備に拡充してます。編成改革を重ねていくことにより34万人から100万人に増大させます。それで防衛線をライン川からエルベ川に押しやることができました。自国の領土での核戦争は遠のきます。

 1970年代末ではエルベ川をはさんで東西均衡した兵力になりました。1987年に至ってゴルバチョフは攻勢戦略を取り下げ
パワーバランスの逆転し冷戦が終結します。

 現在の日本はミンスクの時代よりも、もっと脅威が高まっております。ソ連の太平洋艦隊はマスコミが騒ぐほど、たいしたことありませんでしたが、最近の中国の海軍の増強ぶりは目立っております。
 中国の空母はミンスクと同じで騒ぐほどの空母ではありませんが。注意しなければならないのは、自分が合理的に判断をするから、相手もそうするとは限りません。 日本もパワーバランスをとっておく処置が必要でしょう。

            2013-7-15


 追補

 2011年 ドイツは徴兵制を停止し連邦軍は職業軍人と志願兵だけになった。ソ連が崩壊したので、現実対応したということですね。

   2015-1-8

 


    ドイツ軍の現状

  ここで西ドイツの予備役と冷戦の終結といことを書いています。 当時は徴兵制をとっており12個師団34万人と予備役59万人合わせて90万人余の兵力を持っていた。 東西冷戦のなか西ドイツ陸軍の戦車は「レオポルド2」が2000輌あった。なんと、それが現在は244輌でそのうち可動は68輌であるという(2017年12月公表)。

 驚くべきことだ。ちなみに日本の自衛隊の平成30年防衛白書による自衛隊戦車数640輌で国土・地形の関係で戦車を装輪化して減らし始めてはいます。 ドイツは1970年代には、13装甲師団あったのが2010年には2個に削減された。  また、確かに先の大戦でもドイツ海軍には予算が回せずにUボ-ト潜水艦主体の装備であった。現在の海軍は6隻の潜水艦保有のうち、とうとう可動できるものは無くなりました。恐るべき状況です。 それに加えて、空軍は「ユ-ロファイタ-」戦闘機128機のうち可動可能は4機です。これらのことを知ると、もうドイツは軍事力を持っていると思えません。


 ドイツ軍はNATOの中核をなすと言われていましたが、NATOの現状はどうなっているのでしょうか?

 ドイツは債務ブレ-キ条項により政府の借入金はGDPの0.35%までに制限しています。従い日本のように1000兆円をこえる借金をかかえていません。うらやましい限りです。 トランプが国防費を2%まで上げろと要求していますが、そうでなくても上の現状では上げざる負えないでしょう。 ドイツが今のままで良いのは(?)冷戦の終結後に隣国が仮想敵国でなくなったからです。日本の状況を見れば最近の韓国も含めて敵国ばかりです。 自主防衛力を備えるまで軍備を上昇させなければならない。 中国相手ならかってのドイツのごとく予備役を含めて100万くらいにならねばなりません。ドイツとは逆です。

 

  シリアでTOW2にやられたレオパルト2戦車

 

  悲惨ドイツ空軍

  https://www.sankei.com/west/news/180522/wst1805220007-n1.html

  ドイツまとめ

  
     2019-8-23

              



    陸上自衛隊 海上輸送群

 

ようこう型中型輸送艦LSV  建造中

 

  最近に三自衛隊の統合作戦司令部ができたところである。 先の帝国軍では陸軍、海軍という国の中に二つの独立した別軍事組織を持つ状態で、統合的な運用が出来ずに終わった。

 例えば、ドイツから同じエンジンを陸海でライセンス料を払って製作した無駄なことをしていた。 また、海のゼロ戦と陸の隼など似たような性能の戦闘機も別々に製作された。 行く着くところまで行って陸軍は空母や潜水艦まで造った。

  帝国陸軍潜水艦

  帝国陸軍空母


 今は輸送艦を造り、陸自が船舶運用要員を養成する下記のような動きがある。 2027年(令和9年)度までに中型級船舶(LSV)2隻、小型級船舶(LCU)4隻、機動舟艇4隻を取得する計画

  自衛隊に“異色”の新部隊 陸自隊員が船に乗る「海上輸送群」の教育現場に行ってみた  TBSにて

 現在建造中の「ようこう」級の中型輸送艦は、商船のLoLO船、自動車専用船、カ-フェリ-のように岸壁への積み込みランプを持つ構造のようである。 ハルの構造は先の海軍では軍用と民間用では違いがあったようであるが、「ようこう」にはどのようになっているかは不明です。 現在大型フェリ-を傭船契約して1隻確保して災害時に民間船員を使って運用している。

 かって老生が船員として在籍していたフェリ-では、陸上自衛隊員が戦車と供に乗船する部隊移動訓練をしたことがあった。昭和の時代でも民間船の戦時利用を期待して訓練を重ねていたのであろう。今ほど自衛隊が認知されていない時代であったので、海員組合に属した職場委員がそのことに抗議を表明した。その彼はその後の昇進を閉ざされるようなことがあった時代である。 先の大戦中の船員は海軍の死傷率よりも高く、軍役に服した商船乗組員は大きな犠牲を強いられた記憶が残っている時代の出来事であった。

     https://www.youtube.com/shorts/JtNsx6ao_9w

 沖縄諸島の非常時の退避計画の新聞報道を読む。戦闘が始まる前でも何10万人の島民を本土に避難させるのは難しい問題である。それには民間船を利用しないで自衛隊の艦船・人員では圧倒的に不足するであろう。

 さらに、問題がある。 海上自衛隊の航海科の充実 1、2、3 というくだりでこれまでブログ等でまとめています。 最近でも瀬戸内で座礁・衝突事故がおきています。その問題点の解決の方向は見えていません。 

 学校で5年の勉学のうえに20歳で卒業して、初級航海士(5年)、中級航海士(5年)、上級航海士(5年)ほど経て早く昇進して船長になっても5年ほどの経験を得て(40代)はじめて立派な船長になります。船員養成にはそれほど時間を要します。 現行計画では、陸上で経験を積んだ陸士の方に頭の切り替えをしてもらって、即席に船員になってもらうのは難しいことだと思われます。 海上自衛隊の乗船待遇が悪く人員が集まらないのならその待遇改善、商船乗組員の自衛隊への転職促進の対策を考えるという手もあります。

 

     2025-4-9





      人道条約・オタワ条約 脱退

 

 「危険!地雷!」と書かれた標識、ウクライナ北部チェルニヒウ近郊、 ロイターより


 ウクライナ戦争にて、4月13日にス-ミ市へのロシアによるミサイル弾道攻撃がありました。軍事目標では無い市街地への無差別攻撃であった。 2人の子供を含む31人の市民の死者を生む。 ロシアがこれまでと同様な人道的規範を無視した攻撃を繰り返してきている。

 ポ-ランド、バルト3国、フィンランドは人道条約・オタワ条約を脱退した下記の報道があります。

  【兵頭慎治×鶴岡路人×小泉悠】 プライムニュース

    https://www.youtube.com/watch?v=65j1jPUmR9Y  23分

 

 似たような名称の法令にものに国際人道法がある、それはハーグ陸戦条約とジュネーヴ条約に二分される武力紛争法のうち、傷病者・難船者・捕虜・文民などの武力紛争における犠牲者の保護を目的とするジュネーブ法である。詳しくない自分ですが、捕虜虐待防止に関しては知っている。

 ここでは対人地雷の被害を食い止めるために結ばれた人道条約・オタワ条約です。 それはベトナム・カンボジア・アフガニスタンなどの最近の紛争地において、その戦後に残された対人地雷の被害が大きいことから、その防止をするためになされた条約です。日本も1997年に加盟しています。

 上記の報道で脱退した国々はロシアの周辺国です。 ウクライナ戦争とトランプの最近の言動の影響により、彼らは抜ける決意したのであろう。 米国、ロシア、中国、インド、イスラエル、エジプト、イラン、サウジアラビア、韓国、北朝鮮、台湾は加入していない。 日本は加盟している。

  また、クラスター弾に関する条約もあり、それは2010年に発効した。これも上の国は署名していない。 ウクライナ戦争ではこれが両国で使用されている。 対人地雷と共に弱小国にはこれは有効な対抗手段になっている。 日本は署名している。 先のロシア周辺国のこの条約の脱退を耳にしていない。

 

  MLRS・多連装ロケットシステム

 日本はソ連の北海道侵攻に備えて自衛隊は99両、2022年12月16日に策定された防衛力整備計画において、2029年度までに用途廃止が見込まれている。 上陸部隊に対しては極めて有効な兵器であるので尖閣諸島などの島嶼防衛用に残して備えることが個人的には大事だと思っています。 

 先の大戦では原爆や東京空襲で民間人に対しての攻撃を日本は受けています。 我が国は中国への重慶爆撃など都市攻撃もやっており、程度の差がありますが米軍と同様でありました。 10万人の死者をだした東京空襲の米軍司令官ルメイに対して、戦後に最高位の勲章を授与しているお人好しな戦後の日本です。  ここに述べたこれらの兵器を所持した近隣の3国に対して、人道と称する条約と云えども、先に日本が使わないけれども倍返しの権利を持つとの表明・宣言をすることと、これらの兵器を事前に製造・保管・集積はしておくべきかと個人的には思っています。

 

      2025-4-21